写実的な表現も好きですが、
写真をご覧下さった方それぞれの想像が広がるような
作品が撮れたらいいなあ、といつも思っています。
写真とは、
目の前にある現実をそのまま切り取る、というのが
多くの方の印象なのではないでしょうか?
私はそうではなく、油絵や水彩画を描くことと同じように
写真を撮りたいと思っています。
ですので、何を撮っているのかわからない、理解ができない・・・
という方が多い作品なのかもしれません。
写真を始めたばかりのころ、加湿器の煙を撮って喜んでいたら、
家人から
「なんだかわからない」
と言われたことを思い出します。
確かにそうですよね~、わかるんですが、私の世界はここなんです、
ここを表現したい。
撮影する私自身が、妄想の世界に飛んで行けるように、
これからも子供の心を忘れないよう美しいもの、音、風を
感じていきたいと思います。