個展まであと1か月。
会場となるリコーイメージングスクエア新宿へ。
写真家・菅原一剛さんの「In Paris」は必ず見ようと決めていた。
個展の打ち合わせもかねて会場へ。
菅原さんの写真は、尊敬するテリ・ワイフェンバックとどこか共通するところがあり、
目の前にある時間とか、空気とか、風を感じる作品だ。
私自身も常日頃から、形に見えるもの以外のなにか、を切り取りたい、
そして自分が伝えたいことを写真で表現できたら、と思っているが
まさにそれを表現されている作品ばかりだった。
それ風の写真が世の中に蔓延している今の時代、
本質を追及している写真は、一目見てわかる。
菅原さんの想いを直接伺うことができ、
不覚にも感激の涙が・・・ああ、自分が目指していることと、同じ考えの人が
いたんだ、と嬉しくそして今までの方向でよかったんだ、と確信できたひとときだった。
これからは、今まで進んできた道をさらに追及していこう、と決心した。
個展まで1か月。
自分が心惹かれた情景を、たくさんの人と共有できる機会を与えられたのだから、
思い切ってやるしかない。
私には応援してくれるたくさんの人がいる。
自身をもってこれからも自分の世界を切り取っていきたい。