所属している写真協会のパーティーに参加した。
来場者の多くは、カメラ、またはカメラ周りの機器メーカー社員の方たちだったが、
その中に写真家がまぎれているとすぐにわかる。
背広姿の中に、
おしゃれハットをかぶっている人とか、
派手なジャケットを羽織っていたりとかしたらすぐわかるものだ。
私はあえて、紺ジャケットを着て目立たないようにしていったけど。
この日は女性写真家の草分けでもある
織作峰子さんが来場されていて、
その美しさと物腰の柔らかさにしばらく見とれてしまった・・・
そして声をかけていただいて、緊張のあまり
口ごもってしまった・・・恥ずかしい・・
印象的だったのは、野菜を撮り続けているという
若くて可愛らしい女性写真家さんとお話をしたこと。
「松田さんは何を撮っているのですか?」との質問に、
ああ、またこの質問か・・・なんて答えたらいいのかな、と思った。
いつもこの質問で悩まされているのだが、
風景、とか、大自然、とか、海、とか人とか・・・
わかりやすい答えを求められているのはわかる。
わかるけど、でも一括りでは説明できないのよ、私の写真って。
あ、そういえば先日作った個展の写真集があったではないか!
すかさず彼女に写真集をお見せしたところ、
「追憶を撮影されているのですね」
はい、その通りです!よかった、写真集を持っていって。
これからは名刺とともに
写真集も持ち歩こうと決めた、梅雨前の一日でした。