2020年を振り返ると、
1年に3回も個展を開催できたことに今更ながら驚き、ありがたいなあとしみじみ振り返っているところだ。
2019年春に、リコーイメージングスクエア東京で、新人としては異例の大規模個展を開催したが、
そこにエネルギーを使い果たしてしまった、と思っていた。
ところが、2020年には再度声をかけていただき、東京、大阪、横浜で個展を開催できたことは、
とても嬉しい出来事だった。
私を信頼し、声をかけてくださったリコーイメージングスクエア東京の皆様、大貫カメラ様に感謝したい。
今年はお世話になった写真業界の方々の引退、転職が続き、とても心細く寂しい1年になった。
つい先日は、リコーイメージングスクエア東京のSさんが退職され、
最終日にご挨拶に伺ったが、たくさんの方が挨拶に来られていて、写真家からの信頼を集めていらっしゃることがよくわかる。
「退職した後でも、困ったことがあったらいつでも電話して」
と言ってくださったことが嬉しい。
そういえば、Sさんからの言葉で忘れられない言葉があった。
「一夜で有名人になるわけがない、シンデレラじゃないんだからね。
作家は日々、コツコツと自分の作品を積み上げ続けていくことで、たくさんの人々に支持されるものなんだよ」
うわべの言葉ではなく、そして本当に相手のことを想ってアドバイスをしてくれる人との
ご縁をこれからも大切にしていきたい。
2021年も目に見えないコロナウイルスとの共存が続くけれど、
その中でもできる限りのことを、悔いなく活動し続けたいと思う。